僕のための一滴
ぼくは、珈琲が大好きだ。
生活に欠かせないモノのひとつだ。
今まで『珈琲』1杯\500は高いと思っていた。
家で飲めば\500でどのくらい飲めるだろう?
缶コーヒーなら1本\120。
しかし、ここで飲んだ珈琲は僕の価値観を変えた。
経験の無いおいしさだった。
違いはなにか?
豆?お湯の温度?技術?
そう、どれも確かに違うが決定的に違うのは、珈琲に対する思い…真剣さ。
自動販売機は、お金を入れれば感情無くコーヒーを吐き出す。
自宅のコーヒーメーカーに豆と水を入れればコーヒーは出来るがそこにも感情は無い。

このたくさんのカップの中からひとつを選ぶ…
僕のために選んだカップに珈琲を注ぐ。
その眼差しは真剣そのもの。
最後の一滴までその緊張感は続く。
まさに僕のための一滴。
その珈琲を

このシチュエーションで飲む。
ああ…おいしい訳だ。

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